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2026.02.20

【2026年版】太陽光発電での土地活用はまだ儲かる?失敗しないための条件と最新手法(自己託送・PPA)

土地を所有しているだけで、毎年固定資産税や草刈り費用が大きな負担となるというお悩みを抱えていらっしゃる地主様や法人の方は、少なくありません。

2026年の現在では、税金や管理費だけがかかり続ける不動産は、所有するだけでリスクを抱える時代となりました。

太陽光発電による土地活用は、2012年のFIT制度開始当初には高利回り投資として注目されましたが、2026年現在ではその状況が大きく変化しています。

自己託送やPPA(電力購入契約)などの新しい仕組みが登場したことで、長期的に安定した資産運用として再び評価されています。

本記事では、2026年現在の最新の状況を踏まえ、現実的で有効な太陽光発電による土地活用の考え方について解説いたします。

土地活用として太陽光発電が選ばれ続ける3つの理由

土地活用として太陽光発電が選ばれ続ける3つの理由

土地をどのように活用すべきかお悩みの方は多く、「何から着手すればよいかわからない」というお声もよくお聞きします。維持費ばかりがかかる土地であっても、安定した収益源に変える有効な方法の一つが太陽光発電です。

ここからは、数多くの土地活用方法の中でも、なぜ今なお太陽光発電が根強い支持を集めているのか、その決定的な3つの理由について詳しく解説いたします。

【安定性】集客や空室リスクがない(アパート・駐車場経営との比較)

土地活用の代表的な方法であるアパート経営や駐車場経営では、最大の懸念点が「借り手が見つかるかどうか」という集客リスクです。

一方、太陽光発電であれば、入居者や利用者を積極的に探す必要がなく、空室による収入減の心配もありません

太陽光発電は電力会社との契約に基づき、発電した電力を売る仕組みのため、需要変動の影響を受けにくく安定した収益を得やすいです。

土地所有者様のご負担は、年に1回の点検程度で済み、遠隔監視システムを導入すればスマートフォンで簡単に状況を確認できます。

アパート経営の場合建物がどれほど立派であっても、周辺に新築物件が増えれば入居者が流出し、賃料を引き下げざるを得ません。駐車場経営も同様で、近隣のオフィスが移転すれば稼働率が急激に低下してしまいます。

人を直接相手にしないビジネスモデルであるため、土地所有者様は安心して事業を継続できます。

【管理】手間のかかる草刈り等の土地管理を委託できる

太陽光発電を導入することで、管理業務を専門業者に一括委託できる点が大きな利点となります。太陽光発電の管理プランには、年数回の定期的な草刈りや除草剤の散布、防草シートの敷設などが含まれるのが一般的です。

従来の駐車場経営や農地利用では、どうしても所有者様ご自身の手間がかかってしまいます。

土地が遠方にあるため管理に行けない、高齢になって草刈りが重労働となったというお悩みをお持ちの方にとって、プロに管理を委託できる太陽光発電は、まさに理想的な選択肢となります。

【収益】FIT制度(固定価格買取)やFIP制度による長期的な収入予測

太陽光発電は、固定価格買取制度(FIT)や新たに導入されているFIP制度を活用することで、長期的な収入が見込める事業です。

FITとは、発電した電力を一定価格で電力会社が買い取る制度を指します。2026年現在では、10〜20年前のような高単価ではありませんが、長期的に安定した収入という点では依然として魅力があります。

FIPは、発電した電力を市場価格にプレミアムを加えて販売する方式です。FITに比べてリスクはありますが、電力価格が高騰する局面ではFITを上回る収益が得られる可能性もあります。

特に田舎の遊休地や山林、傾斜地など、アパート経営や駐車場経営では収益化が難しい土地であっても活用できる点が大きな魅力です。

また近年遠隔地にあるご自身の土地(山林など)で発電した電気を自社ビルや工場へ送電網で送る自己託送(自社利用)や、土地を貸し出して発電事業者が設置・運営を行うPPAモデル(電力購入契約)も注目を集めています。

最新の制度や手法を活用することで、リスクを最小限に抑えつつ、長期的な収入を確保できます。

太陽光発電に向いている土地・向いていない土地の条件

日照時間が短い場所や遮蔽物が多い土地では、発電量が大幅に低下してしまいます。ここでは、太陽光発電に最適な土地と避けるべき土地について、その決定的な違いを詳しく解説していきます。

日当たり、広さ、電柱(系統)への近さ

太陽光発電に適した土地を見極める際、重視すべき条件は日当たり・十分な広さ・電柱(系統)への近さの3点です。

日照時間が長い場所であれば、パネルが最大限の電力を生み出せるでしょう。たとえば南向きで緩やかな傾斜がある地方の休耕地なら、朝から夕方まで影ができにくく、年間を通じて高い発電量を確保できます。

次に、発電目的に見合った面積を確保することが事業成功の鍵となります。山林や地方の土地の場合、傾斜や形状によって実際に活用できる面積が想定より狭くなるケースも少なくありません。

最後に系統連系がスムーズにできる場所であれば、初期工事費を抑えられ、運用も安定するでしょう。

売電に加えて、自己託送により発電した電力を自社施設へ送る場合や、BCP対策として素早く電源を切り替えたい場合には、系統までの距離が運用の安定性を大きく左右します。

公道に面していて、すでに電柱が設置されている土地を選ぶとよいでしょう。

注意が必要な「農地(農地転用)」や「傾斜地」について

太陽光発電に適した土地を選ぶ際、特に注意したいのが農地転用が必要な土地と傾斜地です。

一見すると広さや日照条件に恵まれているように思えますが、法規制や造成コスト、将来的なリスクまで考慮すると、必ずしも太陽光発電に適しているとは限りません。

農地とは現に耕作が行われている、または耕作可能な状態にある土地を指し、農地法の規制対象となっています。

この農地に太陽光パネルを設置するには、農地法に基づく転用許可を取得しなければなりません。無許可で転用した場合、原状回復命令や罰金などの行政・刑事上の措置を受ける可能性があります。

許可の可否は土地の農地区分によって決まります。第1種農地や甲種農地などの優良農地では、原則として転用は不可です。ただし、営農型太陽光発電の場合は、一定条件を満たせば一時転用として認可されることもあります。

一方、傾斜地の斜面にパネルを設置するケースでは、平地にはない土木工事費が必要になります。地盤の安定性が低ければ、土砂災害や設備倒壊のリスクが高まるだけでなく、維持管理費用の増加も懸念されるでしょう。

なお、農地と傾斜地に共通する注意点として、事業開始後の維持管理体制をしっかり構築することが挙げられます。農地周辺では農業用水路への配慮が求められ、傾斜地では定期的な設備点検や排水設備のメンテナンスが不可欠となります。

ただ売るだけじゃない!法人による「土地活用」の最新トレンド

ただ売るだけじゃない!法人による「土地活用」の最新トレンド

単に土地を売却するだけでなく、持続可能なエネルギー源として活かすことで、コスト削減と環境配慮を実現する法人が増えています。現在、どのような土地活用のトレンドが広がっているのかを見ていきましょう。

遠隔地の土地で作った電気を自社ビルで使う「自己託送」とは

自己託送とは、一言でいえば離れた場所にある自社所有の発電設備で作った電気を一般送配電事業者の送電網を利用し、自社施設で電力を消費する仕組みのことです。

企業が保有する遠隔地の土地を活用した太陽光発電による自己託送は、売電に頼らない新しい土地活用の選択肢として注目を集めています。従来、土地活用といえば太陽光発電で作った売電することが中心でした。

しかし地価が低い田舎の山林・耕作放棄地などに太陽光パネルを設置しても、FIT(固定価格買取制度)のFIT単価が下落傾向にある昨今、売電収入だけでは十分な収益が見込めません。

一方、自己託送スキームでは発電した電気を自社施設で直接使用できるため、電力購入費そのものを削減可能です。特に製造業や物流施設など電力使用量の多い企業では、年間数百万円から数千万円規模のコスト削減効果が期待できるのです。

このように法人による土地活用は、売電収入を最大化するかどうかから、自社のエネルギーと事業継続をどう支えるかという発想に変わりつつあります。

遊休地を災害時の地域電源として活用する(BCP・CSR活動)

企業が保有する遊休地を災害時の地域電源拠点として整備する動きが、新しい土地活用のトレンドとして注目を集めています。

災害が頻発する現代において、遊休地を地域の電源基地として位置づけることで、企業は自社の事業継続力を高めながら地域インフラとしての役割を果たすことが実現可能です。

このモデルは、以下の複数のメリットを同時に実現できる点で、従来の土地活用とは一線を画します。

  • ・企業のBCP強化
  • ・地域との信頼構築
  • ・ESG評価の向上
  • ・土地の資産価値向上

単なる土地売却では得られない中長期的な価値を創出できる点で、今後の土地活用の主流の一つになる可能性が高いといえるでしょう。

土地活用で失敗しないために知っておくべきリスクと規制

土地活用で失敗しないために知っておくべきリスクと規制

土地活用にはメリットも大きいものの、デメリットやリスクがあります。規制についても解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

近隣トラブル対策(反射光、景観、雑草)

土地活用を進める際、近隣住民との良好な関係維持は事業成功の鍵となります。特に、反射光・景観・雑草といった日常的な問題は、軽視するとクレームや行政指導につながり、事業の継続に大きな影響を与えます。

まず、反射光の問題は太陽光パネルやガラス張りの建物で光が周囲に跳ね返り、近隣の生活に支障をきたすことが多いです。反射光対策としては、建設前に専門家による反射光シミュレーションを実施しましょう。

太陽光設備を設置することで、これまで享受していた眺望が遮られたり、周囲の街並みから浮いた不自然な建物が建ったりすることは、近隣住民にとって資産価値の下落を感じさせる要因となります。

景観については、フェンスや植栽を取り入れることで周囲との調和を図れます。

また更地を活用する場合に雑草管理を怠ると、害虫の発生や景観悪化につながり、苦情の原因になります。防草シートや砂利を敷く、雑草が伸びにくい舗装を採用するなどの対策をとるとよいでしょう。

初期投資を惜しまず専門家への相談や適切な設計を行い、運用開始後も継続的な配慮を怠らないことで、持続可能な土地活用が実現します。

廃棄費用の積立義務化と法令遵守

土地活用を考える際、デメリットによる失敗を避けるためには廃棄費用の積立義務化と法令遵守をしっかり理解することが欠かせません。

過去、一部の事業者が事業終了後に設備を放置し、不法投棄や土砂災害を招くケースが相次ぎました。これを受けて国(経済産業省)は再生可能エネルギー特別措置法の改正を行い、2022年度以降、廃棄費用を確保する制度の運用を本格化させました。

現在では一定規模以上の太陽光発電事業について、売電収入の交付時に廃棄費用相当額が差し引かれ、将来の撤去に備えて積立る制度が導入されています。

また事業を行うにあたっては、廃棄物処理法をはじめ、土地造成や利用に関わる各種法令への適合が求められます。これらに違反した場合、行政指導や事業停止などのリスクが生じる可能性があるでしょう。

目先の利益にとらわれず、将来に関わる責任やリスクを正確に把握することが、長期的に安定した土地活用につながります。

災害リスク(土砂崩れ・水没)への備え

太陽光発電による土地活用を安定的に続けるには、設置予定地の災害リスクを事前に把握し、法令に沿った安全対策を講じることが不可欠です。

特に土砂災害や浸水被害は設備の損壊だけでなく、周辺地域への被害拡大にもつながるため、行政の規制も年々強化されています。

土砂崩れが発生すると、パネルや架台が物理的に破壊されるだけでなく、土地そのものの形状が変わってしまうものです。再設置には大規模な造成工事が必要となり、当初の事業計画を大幅に上回るコストが発生します。

次に、固定価格買取制度の期間は20年間と長期にわたります。この間施設を維持し続けなければ投資回収ができないため、大規模な災害で設備が深刻な被害を受けた場合、事業継続が困難になる可能性があるでしょう。

また、再生可能エネルギー関連のガイドラインでは、安全性や周辺環境への配慮が重視されています。適切な管理を怠ると行政指導の対象となることもあります。保険への加入も含め、複合的な対策を検討することが重要です。

信頼できる施工パートナーを見極めるポイント

信頼できる施工パートナーを見極めるポイント

太陽光発電による土地活用を成功させるには、信頼できる業者の選びが欠かせません。ここでは、チェックしておきたい造成工事(土木工事)の技術力とアフターフォロー体制について解説します。

造成工事(土木工事)の技術力とアフターフォロー体制

太陽光発電事業を成功させるには、造成工事の技術力と施工後のアフターフォロー体制の充実が重要です。

造成工事は、土地の安全性と資産価値の土台を作る工程です。特に田舎や山林の土地では地盤が軟弱であったり、傾斜地が多かったりするため、地盤調査や補強設計を慎重に進めることが求められます。

この工程を怠ると、後に架台の傾きやフェンス基礎の沈下といった問題が発生しやすくなります。アパート経営や駐車場経営と比べると、太陽光発電事業における造成工事の重要性は見落とされがちです。

しかし、どの土地活用でも最初の土木工事が甘ければ、後からの修繕コストは膨らみます。

さらに造成工事の技術力と並んで重要なのが、アフターフォロー体制です。施工後に万が一トラブルが発生した場合、迅速かつ的確に対応してくれる体制が整っているかどうかで、安心感が大きく異なります。

初期費用の安さだけで判断せず、将来的なリスクをどれだけ軽減できるかという観点から比較検討することが重要です。

まとめ

まとめ

2026年時点でも、太陽光発電による土地活用は十分に成立します。ただし、かつてのように設置すれば自動的に儲かる時代ではありません。自己託送やPPAといった最新手法を正しく理解し、設置前から設置後まで伴走できるパートナーを選ぶことが成功の条件です。

適正価格で高品質な設備を提供し、トラブル時に迅速対応できる体制が整っている会社を選べば、後悔は最小限に抑えられます。

ライジングコーポレーションでは自社職人による一貫対応により、トラブル時にも迅速な対応が可能です。

また、国内主要メーカー完全対応として、お客様の土地条件や使用目的に合わせた最適なパネル選定とプランニングを行っています。全量売電から自家消費中心の時代へ変わった今こそ、デマンド値や電気使用状況を踏まえた設計が欠かせません。

「この土地でどれくらい発電できる?」「農地転用はできる?」といった疑問にも、無料調査・相談で丁寧にお応えします。太陽光発電での土地活用は、長期視点でのパートナー選びが成功の鍵です。ぜひこちらからご相談ください。